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〒116-8551 東京都荒川区東尾久7-2-10

子どもと家族の未来のために今,私たちができること

私たちは,子どもと家族の未来のために何ができるのかを考え,小児看護学の教育に取り組んでいます.それと同時に,子どもや家族からたくさんのことを学ばせてもらう学習者でもあります.

私たちは子ども時代を過ごしてきましたが,学校で起きたことを家族に秘密にする理由や,遠回りをして家に帰る理由など,子どもの行動の意味が推測できなくなっています.また,医療従事者として病気や障害をもつ方々と関わってきましたが,看護師にはあっという間の10分が,恐ろしく長い10分を過ごす方々がいることを本当にわかっているでしょうか.さらに,医療の進歩は人々の多様な健康状態を生み出し,治ったとは言えない健康レベルの方々と関わることも増えてきました.そういう方々に「生活の質向上」を目指す看護を考えることもありますが,それを掲げた途端,その方々がこれまで疾病と向き合ってきた時間を無意味なものにさせてしまうことを学ぶこともあります.

子どもと家族を大切に思い,寄り添い,確かな知識と技術を持って看護できることは勿論ですが,寄り添った子どもと家族から看護を問い直せる小児看護の実践者,研究者を育てたいと考えています.それが子どもと家族の未来のために私たちにできることの一つです.


小児看護学領域教員

【学部】

  • 山本美智代(教授)
    担当分野:障がい児(者)看護,発達
  • 種吉啓子(准教授・小児看護専門看護師)
    担当分野:子どものヘルスアセスメント
  • 海老名泉紀(助教)
    担当分野:先天性疾患のある子どもの看護

【大学院】

  • 山本美智代(教授)
    担当:博士後期課程,博士前期課程
  • 種吉啓子(准教授・小児看護専門看護師)
    担当:博士後期課程(授業のみ),博士前期課程

学位論文テーマ

  • 保育所看護職の役割取得過程 ‐職業的アイデンティティの形成と保育所看護に求められる知識や技術‐
  • 施設で生活する思春期肢体不自由児の「性と生」をめぐる体験
  • 子どもの急変に先立つ過程における看護師の経験

など


卒業論文テーマ

  • 養護教諭が行う健康相談活動の要となる子どもの周囲との関わり
  • 重症心身障害児と通じ合っている看護師の関わり−経験が浅い看護学生の関わりと比較して−
  • 障がい児の性と生を守るための子どもとスタッフへの性教育
  • 病棟で勤務する医療保育士が行う具体的な支援 -子どもと親の関係性に注目して-
  • 食物アレルギー患者における違いとの付き合い方

など


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東京都立大学 荒川キャンパス
代表 03-3819-1211