図表4 看護情報学の歴史

1960年代

・看護研究者の一部がデータ保存のためにコンピュータを利用

Maryann Drost Bitzer が世界初の看護向け学習補助プログラムである、シミュレーションプログラムを記述

1970年代

・比較的安価なコンピュータが開発され、大規模な病院に導入される。

・事務部門、管理部門の省力化を始め、様々な医療分野で広く利用されることになる。

1979年に、国際情報処理連盟(International Federation of Information Processing IFIP)から、国際医療情報学連合(International Medical Informatics Association IMIA)が分離。

1980年代

1980年に、IMIAの第3回学術集会(MEDINFO80)が 東京において開催され、Hannah を座長として「Informatics in Nursing」と題したワークショップが開催された。5か国から30人以上が参加。

1982年に、オーストリラリアで開催されたIMIAの総会で、IMIA−NIの設置が正式に承認された。

1982年に、ロンドンで国際情報処理連盟主催の「Impact of Computer on Nursing」と題したワークショップが行われた。

1986年に、アメリカの国立医療図書館(National Library of Medicine NLM)の医療情報学プラニング委員会が、医療情報学という分野を長期課題の1つとして提案し、報告書を提出した。これを機に、NLM看護部門の専門家が、看護分野への情報学の適用について検討を進め、看護情報学という用語(Nursing Informatics)が正式文書の中で市民権を得た。

1980年代末には、看護情報学が看護学の新しい学問分野であるとの共通認識が芽生えてきた。

1988年には、国立看護研究所(National Center for Nursing Research NCNR)が看護情報学の指導的な研究者を集め、委員会を組織し報告書を提出した。

1989年に、アメリカ看護連盟(National League for Nursing NLM)のコンピュータ委員会が看護情報学委員会と改名された。

1990年代

1992年に、ANAが看護情報学を専門領域として認めた。