U.研究方法
1.EBN、看護疫学および看護情報学に関する先行研究の情報収集
1)国内外のEBN、疫学の看護への応用や看護情報学に関する書籍、文献や関連情報を、MEDLINEなどの文献データベースやWWWの検索、現地調査等を通じて広範囲に収集し、これらの領域における既存の研究成果や教育実態、関連する活動状況等につい て整理した。
2)看護学におけるEvidence創出の方法に関する知見として、Nursing Researchの47 巻1号(1998年)から49巻5号(2000年)の間に掲載された論文計96編のうち、(1) 調査対象が人間であること、(2)人体資料(血液等)を用いた研究は除くこと、(3)質 的研究は除くこと、の条件を満たす論文83編について、根拠を得るための研究デザイ ン、用いられている統計手法について分析した。

2.英国等における看護疫学および看護情報学の研究・教育に関する現地調査の実施
1)看護研究や看護教育で著明な英国のSheffield大学看護学部における看護疫学およ び看護情報学の研究・教育に関して現地調査を行った。
2)英国における看護疫学および看護情報学に関連する教材、ソフトウェア等を収集し た。
3)英国等における看護情報学の関連団体が開催する各種セミナーに参加し、卒後教育 等のあり方に関する情報を収集した。

3.看護疫学の体系の考究と看護情報学の教育充実に関する提案
1)前記の調査結果に基づき、国内の疫学および医療情報学研究者を対象としたヒアリ ング調査結果を加え、疫学および臨床疫学の看護への応用における検討課題をまとめ るとともに、わが国における看護疫学の体系に関する試案を作成した。
2)看護情報学に係わる基礎的な概念の検討をすすめ、卒前および卒後教育における看 護情報学の教育内容や方法等について考察した。

4.EBN、看護疫学および看護情報学に関する資料集の作成
 本研究を通じて収集・整理した研究や教育の実態、学会活動状況等に関する資料や知 見のうち、わが国の今後のEBN、看護疫学および看護情報学の研究・教育に関する検 討に寄与すると考えられるものをまとめて資料集を作成した。
 なお、研究期間は平成11年11月1日から平成12年10月31日までであった。     

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